機動戦士 ガンダム00 第12話 「教義の果てに」
機動戦士 ガンダム00 第12話 「教義の果てに」感想
■中東の状況
>中東。
>そこに位置する多くの国々は、石油輸出産業で経済を支えていたが、太陽光発電システムの建設計画によりその存在価値を失おうとしていた。
>国連決議により、一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、それに反対する中東国家の一部が武力を行使。
>戦禍は拡大。
>これが、20年続いた太陽光発電紛争である。
>この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は、貧困から分裂や統合を繰り返している。
>それが現在の中東の現実であった。
>カスピ海とペルシャ湾にはさまれたアザディスタン王国も、そんな事情を抱えた中東国家の一つである。
>内政の悪化した隣国、クルジス共和国を6年前に吸収。
>新興国家として王制を復活させたが、国教の解釈の違いにより、国民は大きく二つの教派に別れ、政治的に不安定な状況が続いていた。
アザディスタン王国は保守派と改革派の違いはつまるところ国境の解釈の違いによる?
今回は改革派(マリナ側)と保守派(クーデター側)の対立を描いていた。
どちらかというと宗教よりも経済対立かと思っていたのだが、まあ、両方か。
太陽光発電を誘致→他国の技術援助→異教徒の受け入れ→受け入れる宗派(改革派)と受け入れない宗派(保守派)の図。
■アザディスタンの内紛
>保守派A 「ラサ、議会は神の教えに反している。この国の土地は神に与えられし場所。その契約の地に異教徒を招き入れるなど。」
>保守派B 「改革派はいずれわしらからこの地を取り上げにきますぞ。」
>保守派A 「ラサ、あなたの言葉で多くの民が立ち上がるでしょう。今こそ!」
>ラサ 「落ち着きなさい。教えに背いた王女と議会にはいずれ神罰が下されよう。我らは神の報いを待てばよい。」
>保守派A 「いつまでそのようなことをおっしゃるつもりかっ!このままでは我々もクルジスの二の舞になる!」
>保守派B 「我々が神の矛となり、改革派に神の罰を与えん!」
>保守派A 「異教徒をこの地から追い出すのです!」
>保守派B 「私服を肥やす改革派に神の雷を!」
>保守派A 「全ての恵みを、我らへ!」
>保守派B 「教えを忘れた者に神罰を!」
>保守派大勢「ラサ!」
>保守派 「おお?」
>保守派 「なんだ?」
>保守派 「銃声?」
>保守派 「まさか改革派の連中が?!」
>保守派哀れ「ラーサ、賊が・・・。」
>ラサ 「何者だ!この場をどこと考えておる!」
>サーシェス「ふっ。」
不満が爆発寸前な保守派の会合から今回の物語が始まる。
紛争の黒幕、サーシェスが不敵な笑みで紛争の引き金を引く。
>マリナ 「マスード・ラフマディーが、何者かに拉致されたですって?まさかそんなことが?」
>シーリン「保守派は、私たち改革派の仕業だと思い込むでしょうね。いいえ、それが事実である可能性もある。国連の支援は災いを運んできただけだったようね。」
>マリナ 「太陽光発電は、議会で承認されたのよ!」
>シーリン「すべての国民が納得しているわけじゃないでしょう。議会はすでに、治安部隊の出動を決定させたわ。超保守派が過激な行動に出るのは時間の問題。そして万が一、マスード・ラフマディーが死亡しているとなると・・・。」
>マリナ 「やめて!そんな不吉なこと!」
>シーリン「考えなさい。最悪の事態を回避するためにも。」
>マリナ 「最悪の・・・事態。内戦・・・。」
保守派の指導者を拉致するサーシェス。
サーシェスの狙いはガンダム?
それとも中東になにか恨みでも?
クルジスの内戦を扇動したのもサーシェスだったし、彼の狙いがいまいちわからない。
>マリナ 「ラサ。マスード・ラフマディー・・・。」
>-回想-
>ラサ 「そうか、ついに決意なされたか。」
>マリナ 「はい、私はこの国の王女に即位することを決めました。たとえ新生アザディスタンの象徴、飾りの存在だとしても。私にできることがあるなら、やらなければと考えたのです。ですから、ラサ・・・。」
>ラサ 「ならば、私は反対の立場をとらせてもらおう。」
>マリナ 「な、なぜですか!」
>ラサ 「よくお聞きなさい、マリナ姫。国が新しく生まれ変わろうとも、この土地で暮らす民には歴史があり、家族があり、神の教えがある。変化を嫌うものも多い。私もその一人だ。あなた方に反対する者が、争いを起こさないためにも彼らの想いを受け止める存在が必要だ。」
>-回想終了-
>マリナ 「ラサ。私のしたことは間違いだったのでしょうか」
>マリナ 「シーリン、議会は私の意見を取り入れてくれそう?双方の歩み寄りを・・・。」
>シーリン「そんな状況じゃないわ。」
>マリナ 「えっ・・・。」
>シーリン「保守派は議会をボイコット。改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向で話しを進めているわ。」
>マリナ 「そんなことをしたら超保守派を刺激するだけだわ。それにどうしてユニオンが・・・。この国を守っても利益なんて。」
>シーリン「あるんでしょ、きっと・・・。」
改革派・保守派の指導者とも国に争いを持ち込みたくないという想いは一緒という回想シーン。
そんな想いを嘲笑うかのように周囲は争いへと向かっていく。
ユニオンの利益は紛争を誘蛾灯にガンダムをおびき出すことか。
>マリナ 「クーデターの勃発。そして、ソレスタル・ビーイングの介入を許してしまった・・・。」
>男 「今はユニオン軍によって守られています。クーデターは沈静化にむかっています。ご安心を。」
>マリナ 「でも、国民の心に怒りの炎をともしてしまった。私のしたことが、この国を戦いを導いてしまった。うっうっ。」
>シーリン「毅然としなさい、マリナ・イスマイール!まだ終わってないわ、まだ・・・。」
ソレスタル・ビーイングの介入は紛争が起こった証。
国民の心に怒りのくだりはターンAの闘争本能云々を思い出させる。
紛争いを嫌うマリナと紛争を憎む刹那。
なかなか接点がないがどう交差していくのか。
それにしてもシーリンは本当に素敵な補佐役だと思う。
■へんたいVSロックオン
全然登場シーンが与えてもらえなかった彼がついに大爆発。
刹那ではなくてグラハムな。
>通信 「ポイントDで交戦!」
>へんたい 「やはりアンテナを狙うか。いくぞ!フラッグファイター!」
>ファイター「了解!」
>ファイター「中尉、味方同志でやりあってますぜ。どうします?」」
>へんたい 「どちらが裏切り者だ?あ、レーダーが!?」
>へんたい 「何!?この粒子ビームの光は、ガンダムかっ!」
>ハロ 「全弾命中!全弾命中!」
>ロックオン「待機しといて正解だな」
>サーシェス「ところがぎっちょん!」
>ロックオン「何!?」
>へんたい 「ミサイルだと!」
>ロックオン「数が多すぎるぜ!」
ところがぎっちょんなサーシェスにインパクトを持っていかれるかと思われたがそんなことはまったくなかった。
しつこさが尋常ではない名台詞で観ていて熱くさせてくれた。
この乙女座、異常なまでのハイテンション。
>へんたい 「ハワード、ダリル、ミサイル攻撃をした敵を追え。ガンダムは私がやる。」
>ファイター「了解。ガンダムは任せますぜ」
>ロックオン「おいおい、ユニオンはアザディスタン防衛が任務じゃないのかぁ?やっぱり俺らが目当てかよ。狙い撃ちだぜ!」
>ロックオン「な!?」
>へんたい 「ぐぉぁふ、ぐぇ、人呼んでグラハムスペシャル!」
>ロックオン「ハロ!」
>ハロ 「了解!了解!」
>ロックオン「二度目はないぜ!あっ俺が外した?なんだこのパイロット!?」
>へんたい 「あえて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると!」
>ロックオン「蹴りを入れやがったぁ!」
>ロックオン「ちぃっ、俺に剣を使わせるとは。」
>へんたい 「身持ちが固いなぁ、ガンダム!」
>ロックオン「こいつで!」
>へんたい 「なに?」
>ロックオン「な、うけとめた?」
>へんたい 「よくも・・・私のフラッグを!」
>ロックオン「このしつこさ、尋常じゃねえぞ。ハロ、GN粒子の散布中止。全ジェネレーターを火気にまわせ!」
>ハロ 「了解!了解!」
>ロックオン「たかがフラッグに!」
>へんたい 「ガンダム!」
>通信 「アザディスタン軍ゼイール基地よりモビルスーツが移動を開始。目的地は王宮の模様。至急制圧に向かってください。」
>へんたい 「緊急通信?」
>留美 「おそらくほかの基地からもなんらかの動きが起こると思われるわ。」
>ロックオン「アザディスタン軍が?」
狙った獲物は逃がさないの狙い撃ちのロックオンの初撃を回避し、人呼んでグラハムスペシャル!
ネーミングセンスもさることながら人呼んでって。
言うとすればハワード、ダリルのフラッグファイター達か?
いやいや、多分誰も言ってない。
脳内グラハム100人による脳内グラハム会議の議決に違いない。
よくわからない液体をヘルメットに撒き散らしながら叫ぶ必殺のグラハムスペシャル。
これから先、何回その素敵ワードが聞けるのかマジで楽しみ。
そしてあえて言わせてもらおう発言。
あえてぐらいで我が耳を疑った。
なんであえて言う必要があるのか全然わからない。
古戦場での名乗りあいみたいなイメージ?
でも、通信してないでしょ。デュナメスとは。
で、身持ちが固い?真剣勝負なのに結果よりへんたいの発言が気になってしかたがない。
思わずロックオンも異常なしつこさにビックリ。
火気へジェネレーターを回した場合、恐ろしい出力を出しそう。
たしか地上から宇宙を狙撃してた気が・・・。
受ける止めるとかまず無理だろう。
>ロックオン「クーデターだとよ、どうする?フラッグのパイロットさんよ。」
>へんたい 「ようやくガンダムと巡り合えたというのに。口惜しさは残るが、私とて人の子だ!」
>へんたい 「ハワード、ダリル!首都防衛に向かう!」
>ファイター「了解!」
>へんたい 「ミサイルを発射した者は?」
>ファイター「モビルスーツらしきものをみかけましたが特殊粒子のせいで。」
>へんたい 「ガンダムの能力も考えものだな。」
私とて人の子だ!ってちょっと意味不明。
一言一言がインパクトのあるグラハム・エーカー中尉。
つぎは誰のセリフをパクるのか楽しみ。
■面白くなってきた寸劇
今までシリアスなシーンが盛り上がってきたところで入ってきたサジのシーン。
あれ?めちゃくちゃ面白い展開になってきてる・・・。
>ママ 「まあおいしそう。わざわざ差し入れなんてしなくてもいいのに。」
>サジ 「あ、あははは・・・。」
>ルイス「言ったでしょ、ママはモノに弱いの。」
>サジ 「ピザ一枚だけど・・・。」
>ママ 「あなた、その格好は?」
>サジ 「あ、僕、この店でアルバイトしてるんです。」
>ルイス「ママ、サジはね、ご両親が早くになくなられて今はお姉さまと二人で暮らしているの。うっう・・・。」
>ママ 「まあ、ご両親を・・・。それでわざわざアルバイトして。うっ、偉いのねぇ・・・。」
>サジ 「あ、いえ、そんな・・・。」
>ルイス「ママは涙もろいの。」
>サジ 「もろすぎだよ。」
>ママ 「あなたサジくんて言ったわよね。」
>サジ 「ああ、はい。」
>ママ 「よくみると凛々しい顔立ちをしているのね。」
>サジ 「え、そうですか。」
>ママ 「似てるわ・・・。」
>サジ 「は、何に、ですか?」
>ママ 「主人の面影がある。」
>ルイス「ないって!つかパパ生きてるし!」
ルイスママの態度がだいぶ軟化している。
ピザ一枚で。
やはり外国人、日本料理のコースより一枚のピザか。
なんだかんだでママにフラグが立ちはじめた模様。
>テレビ「国連が技術支援をおこなっている、中東のアザディスタン王国に、ソレスタルビーイングが、武力介入を行った模様です。」
>ママ 「アザディスタンってどこだったかしら?」
>サジ 「ああ、たしか中東の・・・。」
>ルイス「ベタベタしないで!」
>テレビ「アザディスタン王国は、宗教解釈の違いから国内で内紛が起こっていますが、国連の支援をうけエネルギー供給がおこなわれようとしているこの時期になぜ彼らは・・・。」
ソファーで二人寄り添いながらテレビをみるサジとルイスママ。
サジが直立なのに対しママが持たれかかる形。
完全にママの心を掌握したサジ。
ちょ、今後の展開が気になってしかたない。
この発想はなかった!
■やはり目立たない主人公
おとなしい性格だからか、派手な活躍はなし。
ガンダムの攻撃方法も地味だし、仕方がないといえば仕方がない。
刹那のターンじゃないのか、と思っていたらラストにキタ。
>ロックオン「こりゃひでえ」
>ハロ 「エクシア発見!エクシア発見!」
>ロックオン「刹那・・・」
>刹那 「俺は・・・ガンダムになれない。」
ガンダムになりたい刹那、再び。
刹那にとってガンダムとは何かという問いが浮かんでくる。
イオリア・シュヘンベルグの理想を体現している(留美談)ガンダムと刹那の描くガンダム像は一致するのだろう。
そこらへんは次回明らかになりそう。
なんといっても刹那がガンダムになれるそうだから。
>信念を砕かれた刹那に立ちはだかるアリーアル・サーシェス。紛争根絶のためエクシアが再び立ちあがった。次回「聖者の帰還」。刹那、ガンダムになる。
いよいよ本格的に刹那のターンか?
次回の00は1月5日からだそうで。
正月特番とかどうでもいいんだけどな。
非常に楽しみな次回である。
>中東。
>そこに位置する多くの国々は、石油輸出産業で経済を支えていたが、太陽光発電システムの建設計画によりその存在価値を失おうとしていた。
>国連決議により、一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、それに反対する中東国家の一部が武力を行使。
>戦禍は拡大。
>これが、20年続いた太陽光発電紛争である。
>この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は、貧困から分裂や統合を繰り返している。
>それが現在の中東の現実であった。
>カスピ海とペルシャ湾にはさまれたアザディスタン王国も、そんな事情を抱えた中東国家の一つである。
>内政の悪化した隣国、クルジス共和国を6年前に吸収。
>新興国家として王制を復活させたが、国教の解釈の違いにより、国民は大きく二つの教派に別れ、政治的に不安定な状況が続いていた。
アザディスタン王国は保守派と改革派の違いはつまるところ国境の解釈の違いによる?
今回は改革派(マリナ側)と保守派(クーデター側)の対立を描いていた。
どちらかというと宗教よりも経済対立かと思っていたのだが、まあ、両方か。
太陽光発電を誘致→他国の技術援助→異教徒の受け入れ→受け入れる宗派(改革派)と受け入れない宗派(保守派)の図。
■アザディスタンの内紛
>保守派A 「ラサ、議会は神の教えに反している。この国の土地は神に与えられし場所。その契約の地に異教徒を招き入れるなど。」
>保守派B 「改革派はいずれわしらからこの地を取り上げにきますぞ。」
>保守派A 「ラサ、あなたの言葉で多くの民が立ち上がるでしょう。今こそ!」
>ラサ 「落ち着きなさい。教えに背いた王女と議会にはいずれ神罰が下されよう。我らは神の報いを待てばよい。」
>保守派A 「いつまでそのようなことをおっしゃるつもりかっ!このままでは我々もクルジスの二の舞になる!」
>保守派B 「我々が神の矛となり、改革派に神の罰を与えん!」
>保守派A 「異教徒をこの地から追い出すのです!」
>保守派B 「私服を肥やす改革派に神の雷を!」
>保守派A 「全ての恵みを、我らへ!」
>保守派B 「教えを忘れた者に神罰を!」
>保守派大勢「ラサ!」
>保守派 「おお?」
>保守派 「なんだ?」
>保守派 「銃声?」
>保守派 「まさか改革派の連中が?!」
>保守派哀れ「ラーサ、賊が・・・。」
>ラサ 「何者だ!この場をどこと考えておる!」
>サーシェス「ふっ。」
不満が爆発寸前な保守派の会合から今回の物語が始まる。
紛争の黒幕、サーシェスが不敵な笑みで紛争の引き金を引く。
>マリナ 「マスード・ラフマディーが、何者かに拉致されたですって?まさかそんなことが?」
>シーリン「保守派は、私たち改革派の仕業だと思い込むでしょうね。いいえ、それが事実である可能性もある。国連の支援は災いを運んできただけだったようね。」
>マリナ 「太陽光発電は、議会で承認されたのよ!」
>シーリン「すべての国民が納得しているわけじゃないでしょう。議会はすでに、治安部隊の出動を決定させたわ。超保守派が過激な行動に出るのは時間の問題。そして万が一、マスード・ラフマディーが死亡しているとなると・・・。」
>マリナ 「やめて!そんな不吉なこと!」
>シーリン「考えなさい。最悪の事態を回避するためにも。」
>マリナ 「最悪の・・・事態。内戦・・・。」
保守派の指導者を拉致するサーシェス。
サーシェスの狙いはガンダム?
それとも中東になにか恨みでも?
クルジスの内戦を扇動したのもサーシェスだったし、彼の狙いがいまいちわからない。
>マリナ 「ラサ。マスード・ラフマディー・・・。」
>-回想-
>ラサ 「そうか、ついに決意なされたか。」
>マリナ 「はい、私はこの国の王女に即位することを決めました。たとえ新生アザディスタンの象徴、飾りの存在だとしても。私にできることがあるなら、やらなければと考えたのです。ですから、ラサ・・・。」
>ラサ 「ならば、私は反対の立場をとらせてもらおう。」
>マリナ 「な、なぜですか!」
>ラサ 「よくお聞きなさい、マリナ姫。国が新しく生まれ変わろうとも、この土地で暮らす民には歴史があり、家族があり、神の教えがある。変化を嫌うものも多い。私もその一人だ。あなた方に反対する者が、争いを起こさないためにも彼らの想いを受け止める存在が必要だ。」
>-回想終了-
>マリナ 「ラサ。私のしたことは間違いだったのでしょうか」
>マリナ 「シーリン、議会は私の意見を取り入れてくれそう?双方の歩み寄りを・・・。」
>シーリン「そんな状況じゃないわ。」
>マリナ 「えっ・・・。」
>シーリン「保守派は議会をボイコット。改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向で話しを進めているわ。」
>マリナ 「そんなことをしたら超保守派を刺激するだけだわ。それにどうしてユニオンが・・・。この国を守っても利益なんて。」
>シーリン「あるんでしょ、きっと・・・。」
改革派・保守派の指導者とも国に争いを持ち込みたくないという想いは一緒という回想シーン。
そんな想いを嘲笑うかのように周囲は争いへと向かっていく。
ユニオンの利益は紛争を誘蛾灯にガンダムをおびき出すことか。
>マリナ 「クーデターの勃発。そして、ソレスタル・ビーイングの介入を許してしまった・・・。」
>男 「今はユニオン軍によって守られています。クーデターは沈静化にむかっています。ご安心を。」
>マリナ 「でも、国民の心に怒りの炎をともしてしまった。私のしたことが、この国を戦いを導いてしまった。うっうっ。」
>シーリン「毅然としなさい、マリナ・イスマイール!まだ終わってないわ、まだ・・・。」
ソレスタル・ビーイングの介入は紛争が起こった証。
国民の心に怒りのくだりはターンAの闘争本能云々を思い出させる。
紛争いを嫌うマリナと紛争を憎む刹那。
なかなか接点がないがどう交差していくのか。
それにしてもシーリンは本当に素敵な補佐役だと思う。
■へんたいVSロックオン
全然登場シーンが与えてもらえなかった彼がついに大爆発。
刹那ではなくてグラハムな。
>通信 「ポイントDで交戦!」
>へんたい 「やはりアンテナを狙うか。いくぞ!フラッグファイター!」
>ファイター「了解!」
>ファイター「中尉、味方同志でやりあってますぜ。どうします?」」
>へんたい 「どちらが裏切り者だ?あ、レーダーが!?」
>へんたい 「何!?この粒子ビームの光は、ガンダムかっ!」
>ハロ 「全弾命中!全弾命中!」
>ロックオン「待機しといて正解だな」
>サーシェス「ところがぎっちょん!」
>ロックオン「何!?」
>へんたい 「ミサイルだと!」
>ロックオン「数が多すぎるぜ!」
ところがぎっちょんなサーシェスにインパクトを持っていかれるかと思われたがそんなことはまったくなかった。
しつこさが尋常ではない名台詞で観ていて熱くさせてくれた。
この乙女座、異常なまでのハイテンション。
>へんたい 「ハワード、ダリル、ミサイル攻撃をした敵を追え。ガンダムは私がやる。」
>ファイター「了解。ガンダムは任せますぜ」
>ロックオン「おいおい、ユニオンはアザディスタン防衛が任務じゃないのかぁ?やっぱり俺らが目当てかよ。狙い撃ちだぜ!」
>ロックオン「な!?」
>へんたい 「ぐぉぁふ、ぐぇ、人呼んでグラハムスペシャル!」
>ロックオン「ハロ!」
>ハロ 「了解!了解!」
>ロックオン「二度目はないぜ!あっ俺が外した?なんだこのパイロット!?」
>へんたい 「あえて言わせてもらおう、グラハム・エーカーであると!」
>ロックオン「蹴りを入れやがったぁ!」
>ロックオン「ちぃっ、俺に剣を使わせるとは。」
>へんたい 「身持ちが固いなぁ、ガンダム!」
>ロックオン「こいつで!」
>へんたい 「なに?」
>ロックオン「な、うけとめた?」
>へんたい 「よくも・・・私のフラッグを!」
>ロックオン「このしつこさ、尋常じゃねえぞ。ハロ、GN粒子の散布中止。全ジェネレーターを火気にまわせ!」
>ハロ 「了解!了解!」
>ロックオン「たかがフラッグに!」
>へんたい 「ガンダム!」
>通信 「アザディスタン軍ゼイール基地よりモビルスーツが移動を開始。目的地は王宮の模様。至急制圧に向かってください。」
>へんたい 「緊急通信?」
>留美 「おそらくほかの基地からもなんらかの動きが起こると思われるわ。」
>ロックオン「アザディスタン軍が?」
狙った獲物は逃がさないの狙い撃ちのロックオンの初撃を回避し、人呼んでグラハムスペシャル!
ネーミングセンスもさることながら人呼んでって。
言うとすればハワード、ダリルのフラッグファイター達か?
いやいや、多分誰も言ってない。
脳内グラハム100人による脳内グラハム会議の議決に違いない。
よくわからない液体をヘルメットに撒き散らしながら叫ぶ必殺のグラハムスペシャル。
これから先、何回その素敵ワードが聞けるのかマジで楽しみ。
そしてあえて言わせてもらおう発言。
あえてぐらいで我が耳を疑った。
なんであえて言う必要があるのか全然わからない。
古戦場での名乗りあいみたいなイメージ?
でも、通信してないでしょ。デュナメスとは。
で、身持ちが固い?真剣勝負なのに結果よりへんたいの発言が気になってしかたがない。
思わずロックオンも異常なしつこさにビックリ。
火気へジェネレーターを回した場合、恐ろしい出力を出しそう。
たしか地上から宇宙を狙撃してた気が・・・。
受ける止めるとかまず無理だろう。
>ロックオン「クーデターだとよ、どうする?フラッグのパイロットさんよ。」
>へんたい 「ようやくガンダムと巡り合えたというのに。口惜しさは残るが、私とて人の子だ!」
>へんたい 「ハワード、ダリル!首都防衛に向かう!」
>ファイター「了解!」
>へんたい 「ミサイルを発射した者は?」
>ファイター「モビルスーツらしきものをみかけましたが特殊粒子のせいで。」
>へんたい 「ガンダムの能力も考えものだな。」
私とて人の子だ!ってちょっと意味不明。
一言一言がインパクトのあるグラハム・エーカー中尉。
つぎは誰のセリフをパクるのか楽しみ。
■面白くなってきた寸劇
今までシリアスなシーンが盛り上がってきたところで入ってきたサジのシーン。
あれ?めちゃくちゃ面白い展開になってきてる・・・。
>ママ 「まあおいしそう。わざわざ差し入れなんてしなくてもいいのに。」
>サジ 「あ、あははは・・・。」
>ルイス「言ったでしょ、ママはモノに弱いの。」
>サジ 「ピザ一枚だけど・・・。」
>ママ 「あなた、その格好は?」
>サジ 「あ、僕、この店でアルバイトしてるんです。」
>ルイス「ママ、サジはね、ご両親が早くになくなられて今はお姉さまと二人で暮らしているの。うっう・・・。」
>ママ 「まあ、ご両親を・・・。それでわざわざアルバイトして。うっ、偉いのねぇ・・・。」
>サジ 「あ、いえ、そんな・・・。」
>ルイス「ママは涙もろいの。」
>サジ 「もろすぎだよ。」
>ママ 「あなたサジくんて言ったわよね。」
>サジ 「ああ、はい。」
>ママ 「よくみると凛々しい顔立ちをしているのね。」
>サジ 「え、そうですか。」
>ママ 「似てるわ・・・。」
>サジ 「は、何に、ですか?」
>ママ 「主人の面影がある。」
>ルイス「ないって!つかパパ生きてるし!」
ルイスママの態度がだいぶ軟化している。
ピザ一枚で。
やはり外国人、日本料理のコースより一枚のピザか。
なんだかんだでママにフラグが立ちはじめた模様。
>テレビ「国連が技術支援をおこなっている、中東のアザディスタン王国に、ソレスタルビーイングが、武力介入を行った模様です。」
>ママ 「アザディスタンってどこだったかしら?」
>サジ 「ああ、たしか中東の・・・。」
>ルイス「ベタベタしないで!」
>テレビ「アザディスタン王国は、宗教解釈の違いから国内で内紛が起こっていますが、国連の支援をうけエネルギー供給がおこなわれようとしているこの時期になぜ彼らは・・・。」
ソファーで二人寄り添いながらテレビをみるサジとルイスママ。
サジが直立なのに対しママが持たれかかる形。
完全にママの心を掌握したサジ。
ちょ、今後の展開が気になってしかたない。
この発想はなかった!
■やはり目立たない主人公
おとなしい性格だからか、派手な活躍はなし。
ガンダムの攻撃方法も地味だし、仕方がないといえば仕方がない。
刹那のターンじゃないのか、と思っていたらラストにキタ。
>ロックオン「こりゃひでえ」
>ハロ 「エクシア発見!エクシア発見!」
>ロックオン「刹那・・・」
>刹那 「俺は・・・ガンダムになれない。」
ガンダムになりたい刹那、再び。
刹那にとってガンダムとは何かという問いが浮かんでくる。
イオリア・シュヘンベルグの理想を体現している(留美談)ガンダムと刹那の描くガンダム像は一致するのだろう。
そこらへんは次回明らかになりそう。
なんといっても刹那がガンダムになれるそうだから。
>信念を砕かれた刹那に立ちはだかるアリーアル・サーシェス。紛争根絶のためエクシアが再び立ちあがった。次回「聖者の帰還」。刹那、ガンダムになる。
いよいよ本格的に刹那のターンか?
次回の00は1月5日からだそうで。
正月特番とかどうでもいいんだけどな。
非常に楽しみな次回である。
テーマ : 機動戦士ガンダムOO - ジャンル : アニメ・コミック
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